つまり、いろんな人と出会うこと。
そこで交わされるコミュニケーションの
なかに心の旅路がある。

相手がどのような人間か、
どのような境遇で育ってきたのか、
その波長に浸ることが
心の旅となる。

時には悪路もある。
しかし、悪路あればこそ、
より美観が際立つというものだ。

また、その人がどういう人生を
歩んできたかというのは、
その眼差しを見ればわかるし、
その声を聞けばわかるものだ。

目には、様々な事象に出くわして
その都度乗り切ってきた
眼力が現れており、

声には様々な局面で
その都度発せられた
声の積み重ねによって
固有の発声が身についてしまうものだから。

稽古を繰り返して「型」が
できあがるのと同じ要領だ。

つまり、
いつも嫌味ばかり言う人は、
その類いの言葉を発するに
最適の声質となってしまっているし、

一方、
いつも微笑みをたやさず
穏やかに振る舞う人は
ポジティブな言葉を発するに
最適な声質となっているものだ。

シワにしても同じく。

日々がみがみ愚痴ったり
悪態ついたりしていると、
眉間に富士山が深く刻まれることになるし、

一方、
笑いの耐えない人は
目尻や口角まわりにシワが現れても
それはいかにも幸せな印象を与えるシワである。

２０代までは、
そこまで区別されることはないが、
年を重ねるごとに
差異は顕著な広がりを見せ始める。
二極化していく。

願わくば、
穏やかないい声質で、
幸せな笑い皺を刻み、
さらには燦々たる太陽のような
ハゲ方で、年を重ねていきたい。


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以上、
と或る日の随想録からでした。

僕は心の奥に潜む自分自身と
対峙する時間を大事にしています。

そういう時に湧いてきた考えなどが
手書きノートや、PC内のメモ書きとして
昔から書き留めており、

ネタに困ったらチビチビ
ここに披露していくのもありかな、と。
自分の心の奥をたまには
赤裸々にしてみるのもいいかな、と。

というわけで
たまに、こういう重い、
やたらと生真面目なのも
増えていくかもしれません^^

ではまた。

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