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SHINGO 5° TERASAWA blog
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2016/11/25
22:35:09
今年もずいぶん寒くなってきた。
振り返れば今年はこのブログを開設してから最も更新頻度が少なかった。反省。
自分の悪いクセが出てしまった。
というのは、
今年はやたらと小説の推敲を行っていたのだけれども、改めて過去の偉人たちの美文名文にふれ、音読もし、リズムを身体に沁み込ませようと試みるうち良い文章グルーヴが脳内で生まれつつあるにはあったが、審美眼が研ぎ澄まされたと思えばよいのか自作の文章を読み返せば読み返すほど絶望し、書き直し、そんな気持ちのままでは新たに書き進めるのも困難であって、かかる気分なんぞはブログでも気楽に書いて払拭すればよいものをそのブログに書こうとする文章でさえ神経質になって進まぬ。ツイッターしかり。
著名作家たちの「文章読本」や小説技法についての本なども10数冊通読したりしたけれども、あまり鵜呑みにするとそれぞれ言ってることが違ったりもするから余計に混乱したり、音楽でもそうだったが理論先行になってしまうとどうしても縛られて真面目な、つまらない作品になる。あくまで参考程度にした…つもりが、どうも自分は影響される性格のようで、破壊、忘却するために何度か酔いつぶれた。

悪酔いすることは減った。
去年入院してから、体質が如実に変化した。
病院というものは、当然ながら身体の不自由な人だらけであり、その当たり前の光景を毎日目の当たりにして慄然としてしまった。
ちゃんと生きようと思った。
病院にはお世話にならないようにしよう、と思った。
中には先天性のどうにもならない症状の人たちもいるだろうけれども、自分に関してはまるっきり不摂生に因るものであって、幸いにも五体満足で生まれ、育てられた身体をわざわざ痛めつけているぐうたら男の自業自得。
酒やタバコやギトギトなファーストフードで蝕むばかりの日々を、よもや神様が戒めてくれたのではと思い、改心した。

それからおよそ一年というもの、身体の内面から入れ替えてゆくことに勤しんだ。
退院時すでに身体はすこぶる軽く、じゅうぶんデトックスされた状態だったのだが、それを維持するため、いろいろ試みた。
入院時にタバコはやめていた。
アルコールはそれまで飲みまくっていた安酒どもを摂取しないことにし、
人工甘味料や添加物のないちゃんとした銘柄の酒だけにした。
(理由はいくつかあるが、ひとまずそれだけで二日酔いは激減した。)
コンビニの弁当、おにぎり、ファーストフードなども食べないようにした。
毎朝、野菜や果物を切ってスムージーを作る。
スピルリナ、チアシード、ヘンプシード、タイガーナッツなどのスーパーフードと言われるものもそこに混ぜつつ。
最近はモリンガと言う石垣島が産地のスーパーフードがほんとにスーパーですばらしい。
ちなみに、知り合いのバーでモリンガハイというのがあって、そこで知った。
青汁ハイみたいな感じ。
ヨーグルトにもかけている。

野菜はなるべく自然栽培、無農薬、もしくは有機栽培なもの、牛乳は放し飼いの牛の、で、マーガリンじゃなくてそういう牛の乳から作ったバター、チーズもしかり。卵は平飼いで有精卵で、パンはコンビニやスーパーなどのでなく手作り天然酵母で……云々言い出すときりがなく金ももたなくなるので、そのへんは適度にしておりますが、そうやってここ一年積み重ねてくれば、ずいぶん身体的にも精神的にも健全になったように感じます。

心が落ち着きはらってストレスも何も感じない。
怒りの感情というものも、どこへやら。

それはそれでとてもよかったのだけど、いっぽうで、とても嫌になってくるのです。
健全すぎて。おだやかすぎて。やさしすぎて。
何かを表現するに真面目すぎて、まともすぎて。
尖りがなくなった。

あー、いやだ、いやだ。と飲みに出てはへべれけになって自虐しては、どこぞのスナックで歌いほうけて老ママと爺さんたちと語らい、何軒かの店で縦横無尽な酒のジャンルを飲み尽くしてみれば、またもや二日酔いで翌日鬱々とした気分で丸一日つぶれるものの、ああ、これだこれだ、と適度に濁った精神へとずり堕ちた自分に、どこかなつかしく、ほっとしてしまうのです。

そんな二日酔いのよどみのなかにあって、一日中「ウォーキングデッド」などを10エピソードぐらい見てしまっている。
映画もまたよく見るようになった。NETFLIXで往年の名作もそこそこあって、これは嬉しい。たまに何気なくポチッとして見ている。ただし、ちょっと視点を変えて。
というのは、構成や展開を学ぼうと分析的に見ているのだが、これは小説で美文名文を書くことに絶望し、ならば飽きさせない構成/展開で勝負せねばならぬという心算にいたったわけであり、スピード、リズムを感じながらてっとり早く学ぶには映画/ドラマが一番である。(エンタメ小説でもいいけど読む時間もかかるし、そもそも自分は小説の作者独自の文体に浸るのが好きであってみれば、個性なき文体で展開だけで進む小説にはあまり興味がない。)
かかる映画/ドラマのヒット作には一話一話のなかに、あきさせない展開があって、シナリオの教則本なども参考に、今自分はそれを学んで、かならずや習得して文学的でありながら読んでいて楽しい小説を成し遂げようぞとほくそ笑んでいるわけである。

というわけで、どうやら新たな小説が完成した。
書き出してから3年近くになる。
初めて等身大の自分をモデルとした。
書いては寝かせて加筆・削除しては寝かせてを繰り返した。
推敲は一年半ぐらいだろうか。
読み返しては訂正し、寝かして、また読み返して訂正を何度繰り返しただろう。
ボリュームは第一稿から比べるとおよそ半分になった。
とにかく無駄を削りまくった。

芸術家にとって大事なのは、何を描かないか知ることだ。
とはピカソの言葉だったか。

この作品を、とある賞に出してみるつもりである。
まだ読み返せば無駄が見つかるかもしれない。
もうしばらく寝かせて、あと一回ぐらいは推敲しようと思う。

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