2015/01/20
20:24:12
というタイトルにしてみたものの
酒の話ではありません。
ボクの近所で、最近
よく立ちショウベンする
爺さんを見かける。
いつも同じ爺だ。
そして爺は、つねにどこかの
角でチロチロと放出する。
人目を忍んだつもりなのだろうが
まったく忍ばれていない。
というのも、
その壁と電柱との
間というのが、
まるっきり開放的なのだ。
つまり、道の壁沿いの
角と電柱との間で
用をたしていたのだが
その角というのが、
鋭角に突き出た
外側の角だったため
角を曲がった向こうから
やってくる人には、もしくは、
その角の先の家の人には、
老体が角と柱にはさまっていようが
まる見えなのである。
また、ある時などは、
L字型のマンションに沿った
道の角で用を足していた。
そのLの内側の角だから、
人目をはばかっている
かと思いきや角には、
壁はなく
ヒザくらいまでの
花壇だけだった。
その先は、2~3mほどは
マンションの小庭となっているが
一階住人の窓がすぐあった。
ボクは、そこの目と鼻の先の
部屋に住人が、まさに居たかどうか
そして目をひんむいて
爺の狂態におののいていたかどうか
残念ながら確認できなかったが
いい迷惑である。
という事情によりボクは、
その爺を「角の夫(スミノフ)」
と名付けた次第である。
尚、
上のいくつか出てきた「角」は
適宜、カドでもスミでも任意で
読んでいただければと思う。
「夫」は「腐」でも
いいかもしれない。
角の腐爺。
どうせヒメダラの干物
みたいなんだろうし。
しかしながら、不幸中の幸いか
ボクは、角の腐爺のヒメダラは
いまだお目にかかっていない。
ボクは、常に爺が背を向けて
事をしている最中しか
遭遇していないからだ。
突き出た角の向こうから
つまり、爺の正面から
邂逅したことは、いまだ無い。
これからも、無いことを願う。
ヒメダラの干物は美味いけどね。
酒の肴にもってこいです。
東京では見たことないな、
そういや。
ところで、ちょっとだけ
スミノフ爺を擁護すると
一度だけは、ちゃんとした角で
用をたしていたのを
目撃したことがある。
背丈より高い壁のある道の
L字がどんづまった所の角で。
これが唯一、爺が人目を
忍ぶことができた日。
(最初で最後の日と
なるかもしれない。)
通りすぎるとき、
壁をつたった液体が
爺の足元からアスファルトへ
ジワジワとボクのほうに
黒く侵食してきていたが、
平和な目でその光景を
眺められたように思う。
間違いなく、
次のエッセイ集収録への
シード選手となった。
加筆デフォルメしまくってやろう。
その点は、スミノフ爺に
感謝を述べたい。
ではまた。
===============
エッセイ集 各99円で絶賛発売中
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『奇人たちの黄昏れ ~都会の隅の見聞録~』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00OY64JI0
『不器用な真実 ~なんでこうなるかな日記~』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00P7JZ1XK
『生乾きの日々 ~迷走と平熱の狭間で~』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00PLBC7OU
酒の話ではありません。
ボクの近所で、最近
よく立ちショウベンする
爺さんを見かける。
いつも同じ爺だ。
そして爺は、つねにどこかの
角でチロチロと放出する。
人目を忍んだつもりなのだろうが
まったく忍ばれていない。
というのも、
その壁と電柱との
間というのが、
まるっきり開放的なのだ。
つまり、道の壁沿いの
角と電柱との間で
用をたしていたのだが
その角というのが、
鋭角に突き出た
外側の角だったため
角を曲がった向こうから
やってくる人には、もしくは、
その角の先の家の人には、
老体が角と柱にはさまっていようが
まる見えなのである。
また、ある時などは、
L字型のマンションに沿った
道の角で用を足していた。
そのLの内側の角だから、
人目をはばかっている
かと思いきや角には、
壁はなく
ヒザくらいまでの
花壇だけだった。
その先は、2~3mほどは
マンションの小庭となっているが
一階住人の窓がすぐあった。
ボクは、そこの目と鼻の先の
部屋に住人が、まさに居たかどうか
そして目をひんむいて
爺の狂態におののいていたかどうか
残念ながら確認できなかったが
いい迷惑である。
という事情によりボクは、
その爺を「角の夫(スミノフ)」
と名付けた次第である。
尚、
上のいくつか出てきた「角」は
適宜、カドでもスミでも任意で
読んでいただければと思う。
「夫」は「腐」でも
いいかもしれない。
角の腐爺。
どうせヒメダラの干物
みたいなんだろうし。
しかしながら、不幸中の幸いか
ボクは、角の腐爺のヒメダラは
いまだお目にかかっていない。
ボクは、常に爺が背を向けて
事をしている最中しか
遭遇していないからだ。
突き出た角の向こうから
つまり、爺の正面から
邂逅したことは、いまだ無い。
これからも、無いことを願う。
ヒメダラの干物は美味いけどね。
酒の肴にもってこいです。
東京では見たことないな、
そういや。
ところで、ちょっとだけ
スミノフ爺を擁護すると
一度だけは、ちゃんとした角で
用をたしていたのを
目撃したことがある。
背丈より高い壁のある道の
L字がどんづまった所の角で。
これが唯一、爺が人目を
忍ぶことができた日。
(最初で最後の日と
なるかもしれない。)
通りすぎるとき、
壁をつたった液体が
爺の足元からアスファルトへ
ジワジワとボクのほうに
黒く侵食してきていたが、
平和な目でその光景を
眺められたように思う。
間違いなく、
次のエッセイ集収録への
シード選手となった。
加筆デフォルメしまくってやろう。
その点は、スミノフ爺に
感謝を述べたい。
ではまた。
===============
エッセイ集 各99円で絶賛発売中
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
『奇人たちの黄昏れ ~都会の隅の見聞録~』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00OY64JI0
『不器用な真実 ~なんでこうなるかな日記~』
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コメント
角の…そのうち
制服着た人達に確保されなきゃいいけどw
今日はちょっとショックな事があって…
素直に笑えない(´Д`)ハァ…
行きたいライブが丸かぶりしちゃってね…
しかも、2番手の方がチケット早くて…1番観たいのが観れない始末。
2番目もね、スゴイ観たいやつなんですよ?一般でとれないやつだし。
でも、1番は1番。
1番を逃すのはかなり辛い( p_q)
なので、今かなりブルー。
制服着た人達に確保されなきゃいいけどw
今日はちょっとショックな事があって…
素直に笑えない(´Д`)ハァ…
行きたいライブが丸かぶりしちゃってね…
しかも、2番手の方がチケット早くて…1番観たいのが観れない始末。
2番目もね、スゴイ観たいやつなんですよ?一般でとれないやつだし。
でも、1番は1番。
1番を逃すのはかなり辛い( p_q)
なので、今かなりブルー。
Coo│URL│2015/01/21(Wed)04:16:57│
編集
emikoさん
> 解放感がいいんでしょうか?
> 角の夫爺さん(笑)
よほど解放したいんでしょう。冬なのに。
> 寺澤さんはサヨリのみりん干しは食べたことありますか?
ありますよー。
やはり日本酒のおともにぴったりですね。
> 角の夫爺さん(笑)
よほど解放したいんでしょう。冬なのに。
> 寺澤さんはサヨリのみりん干しは食べたことありますか?
ありますよー。
やはり日本酒のおともにぴったりですね。
寺澤晋吾(5°)│URL│2015/02/04(Wed)22:09:10│
編集
Cooさん
> 角の…そのうち
> 制服着た人達に確保されなきゃいいけどw
時間の問題ですね。
万一ぼくにひっかけてきたら通報します。
> 行きたいライブが丸かぶりしちゃってね…
それは痛いですね。
生ライブも録画みたいにできればいいのに。
> 制服着た人達に確保されなきゃいいけどw
時間の問題ですね。
万一ぼくにひっかけてきたら通報します。
> 行きたいライブが丸かぶりしちゃってね…
それは痛いですね。
生ライブも録画みたいにできればいいのに。
寺澤晋吾(5°)│URL│2015/02/04(Wed)22:13:11│
編集
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トラックバック
角の夫爺さん(笑)
男の人はいいですね。
子どもの頃、8歳上の兄になぜ立ったまま出来るのか?と聞いて困らせてました(笑)
ヒメダラの干物検索しちゃいました(笑)
寺澤さんはサヨリのみりん干しは食べたことありますか?
子どもの頃、山口県の宇部の方から貰ってよく食べたんですが
直接行かないと買えないらしくここ15年飢えてます(TДT)
干物求めて旅に出たいです。