SHINGO 5° TERASAWA blog
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    22:32:47
    テレビ番組で中学だか高校生が冬用の体操着を着ていたのを見て思わず
    「あ、イモタイだ、なつかしい」
    と言ったところ、横にいた友人が

    「え、イモタイって?」
    「え、知らない? イモイ、タイツ。で、イモタイ」
    「なにそれ。しかも、イモイって何?ぷっ」
    「いもくさい。の略でイモイ」
    「いもくさい、ならわかるけど、イモイってなんだよ。ぷぷぷ」
    「あれ、方言なのか。気持ち悪いのが、キモイになるのと同じ感じなんだが」
    「へー、なるほど」

    となったものだから、少々おどろいた。
    ちなみに、話し相手は東京育ちである。
    イモタイは地方学生の生み出した方言だとしても
    イモイが通じないとは思わなかった。

    私の出身の、和歌山の南部では
    ダサイよりももっと、なんというか
    冴えない、じじくさい、というような意味で
    イモイ、を使う。
    田舎臭いような意味でも使っていたが
    そもそもど田舎なくせに、ちゃんちゃらおかしな話だ。
    たまに大阪や名古屋へ買い物に出て
    最新のファッションに身をつつんでいた輩もいたが
    今おもえば、そんな背伸びしてアーバンぶるのもイモイんでないか。

    そうやって私服では、自称ハイセンスに着こなしているのに
    体育の時間になると、なんとも言いがたい
    イモイタイツを着なければならないのである。
    学生服は裏ボタンやら刺繍やらタック入れたり、
    裾しぼったり、ところどころ改造したりしてるからまだしも
    体育の時間だけは、一様にイモイ人間とみなされるのだ。
    彼らにとっては、濡れ衣きせられ
    囚人になった気分だったかもしれない。
    あるいは資本主義国で豪遊している輩が、
    社会主義国に強制移住させられて配給生活してるようなものだ。
    屈辱でしかなかったのだろう。
    かようにして「イモタイ」は生まれたのだ。

    いつの時代からかは知らないが、
    自分が中学になったころは、当たり前の呼び方だった。
    というかその前から、自分の6つ上の兄貴が
    中学のころにもそう呼んでいた記憶が
    小学低学年の時分にあるから、相当歴史は長い。

    高校にあがって複数の中学出身者が統合された場でも
    普通に皆使っていた。
    特に自分の中学校の冬の体操着がダサかったし、
    その中学が生徒数一番多かったから
    我が中学の先人たちが編み出し
    広めていった言葉であるかもしれない。

    ともかく
    ファッション性のかけらも感じない
    イモ臭いタイツであった。
    それだけで冬場の体育がイヤになったものだ。

    機能性においても問題があった。
    男子は妙に前がもっこりするし、ケツは食い込みやすい。
    女子は妙に胸がむちむちして見えたものだ。(それはマァよかったが)
    思春期の男女の身体の成長も考慮すべきだったのだ。
    これでは、不純異性交遊を誘因してしまってもしかたが無い。
    ロリコン気味の男女教諭たちは、悶々としていたことだろう。
    そして夏にはブルマ。やばい。
    (私が、ではない。一般的ロリコン男性教諭の場合である。)

    もちろん女子だけの場合だが
    このブルマに関しても、いかにもイモかったはずだが
    イモブルとはならなかった。
    なぜだろう。
    その年齢の男子生徒には届き難い
    神の領域を、聖域を、サンクチュアリを
    おおっていたからかもしれない。

    ゴミ捨て場でひろったエロ本を
    山の中の基地に隠して
    皆でひそひそと回し読むような
    はらはらドキドキの中学男子生徒には
    ブルマをイモよばわりするなど
    神への冒涜行為のようなものだった。

    許されざる者となる覚悟を持ち合わす
    マザーファッカーはいなかったのだ。

    タバコを吸ったり、私立のボンボンからカツアゲしたり、
    根性焼きしたり、ち●毛に火をつけたり、
    友人にAVをダビングしてもらったビデオテープの側面に
    「エリッククラプトンLIVE」とカモフラージュして
    堂々とビデオ棚に並べる毅然とした心をもってしても
    そこには踏み込めないでいた。
    常に畏怖の念を抱いていたものだ。
    (私が、ではない。一般的公立男子生徒の話である。
    そういうことに、ソッとしておいてほしい。)

    (しかし、もし親がエリッククラプトンのライブ観てみたい!
    となったらどうなっていたことやら、と思うとぞっとする。
    幸いあまりロック系に興味のない親でよかった。
    …とは友人Tの話です。)

    さて、このイモイ思考から派生し
    略語についてふと思ったところがあるのだけれど
    長くなってきたので、また次回にしようと思います。

    頭に浮かんでいる間に書き留めたいので
    たぶん明日!(ほんとかよ)

    ではまた。
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    コメント
    No title
    イモタイ…
    私は使わないですが
    うちにいる新潟人は使いますね(笑)

    体操服イヤだったなぁ~
    中学の頃は2サイズぐらい大きいのでダボッと着てましたね。
    今思うとブルマ隠れて余計イヤらしいですが(爆)
    高校は女子高だったので
    一眼レフのカメラを持った人が
    フェンス越しに大量発生してました(T▽T)アハハ!
    卒業生と結婚した先生も多かったし(笑)

    男の子は隠す物が沢山あって大変ですよね~
    兄の部屋で見つけた時には
    小さいながらも言ってはいけない気がして
    そのままそっとしておきました(笑)
    友達は弟のコレクションを玄関に並べるという
    恐ろしい姉弟喧嘩の仕返しをしてましたが…可哀想に…

    Tさん(笑)親にコレクション見つからなくてよかったですね(笑)

    emiko│URL│2013/12/17(Tue)01:55:47│ 編集
    知らなかった!
    私は初めて聞いた言葉!
    何げに新鮮w

    私は体育の授業とかは参加しないのですが、見学でも体育着に着替えるという不条理な規則で…着てました(^_^;)
    まぁ、たまにバックれて着替えずに隅っこにいましたがw
    掃除の時間とか体育着に着替えるのが意味不明でした。
    ブルマで床の雑巾がけとか…想像してみてくださいw
    しかも、夏服期間はジャージ禁止!!
    しかも、下級生はシャツ?をブルマにINなので、ボディーラインクッキリ!
    スタイルのいい子は…もはやエロくしか見えないという∑(・ω・ノ)ノ
    今時なら問題になってますねw

    Coo│URL│2013/12/17(Tue)23:41:40│ 編集
    Re: No title
    > うちにいる新潟人は使いますね(笑)

     あ、新潟もそうなんですね。
     ウチの地元もしくは西の地方だけじゃなかったみたいで安心しました。


    > 兄の部屋で見つけた時には
    > 小さいながらも言ってはいけない気がして
    > そのままそっとしておきました(笑)

     いい判断です。お兄さん助かりましたね。


    寺澤晋吾│URL│2013/12/27(Fri)22:51:27│ 編集
    Re: 知らなかった!
    > 私は体育の授業とかは参加しないのですが、見学でも体育着に着替えるという不条理な規則で…着てました(^_^;)

     ウチの学校もそうでしたよ。なぜか。

    > 掃除の時間とか体育着に着替えるのが意味不明でした。
    > ブルマで床の雑巾がけとか…想像してみてくださいw

     おそらく男性教諭陣の提案ですね。

    > しかも、夏服期間はジャージ禁止!!
    > しかも、下級生はシャツ?をブルマにINなので、ボディーラインクッキリ!
    > スタイルのいい子は…もはやエロくしか見えないという∑(・ω・ノ)ノ

     もはや、男性教諭陣の陰謀ですね。


    寺澤晋吾│URL│2013/12/27(Fri)22:54:34│ 編集
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    プロフィール

    寺澤晋吾(5°)

    Author:寺澤晋吾(5°)
    汎創作家。

    [音楽関連]
    ロックバンド fade [2002-2014]
      のギタリスト。現在無期限活動休止中。

    [美術関連]
    2002年頃より、カフェやギャラリーで展示を開始
    2011年 第44回かわさき市美術展 入選
    2012年 第45回かわさき市美術展 優秀賞
      2016年『三人展』@ギャラリー国立
      2017年 個展@ギャラリー国立
        第65回光陽展 入選
          第102回二科展 入選

    [文筆関連]
    下記5作品を電子出版
    2008年『夕焼けとにょろり』
    2008年『七日目の蝉』
    2010年『無理矢理な人たち~この素晴らしき世界~』
    2014年『バタフライダンスにSAYONARA』
      2016年『ラバープラネット』

      「寺沢ごど」としてエッセイも3作品、電子書籍で発売中。

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    『生乾きの日々 〜平熱と迷走の狭間で〜』
    生乾きの日々
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    【小説】
    『ラバープラネット』
    ラバープラネット
    324円(税込)

    『バタフライダンスにSAYONARA』
    バタフライダンスにSAYONARA
    540円(税込)

    『夕焼けとにょろり』
    夕焼けとにょろり
    324円(税込)

    『七日目の蝉』
    七日目の蝉 表紙
    324円(税込)

    『無理矢理な人たち
    ~この素晴らしき世界~』
    無理矢理な人たち
    432円(税込)
    fade CDs

    『Crossroad ~History of fade~』
    Crossroad
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    ■通常盤 [CD]
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    『天 ~TEN~』
    Ten
    ■DX盤 [CD+DVD]
    ¥2,880(w/tax)
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