まあ、禁酒といっても厳密なる禁酒ではなく
人が集まっての飲み会などの場合は解禁。
（といっても進んで飲まず、しかも幸か不幸か禁酒しはじめてから
飲み会的な集まりは、ない。くだんの結婚パーティーくらいである。）

つまり独り酒は現金まちがえた厳禁。
いや、あながち現金でも間違いではなかったかもしれない。
コンビニでの支払いが減り、現金貯まる一方です。
いっそチューハイ貯金しようかと思っている。
チューハイ買いたくてうずうずしている手で
チューハイ料金の硬貨をにぎりしめ
ぷるぷる悶えながらエエイこの野郎持ってけドロボーと貯金箱に押し込む。
チャリンと虚しく部屋にこだま。
コダマって漢字だと「木霊」って書くのですね。
なかなか神妙ではないですか。
もともと山林での現象だったからかな、由来は。

ならばわたくしは、当て字で「酒霊（こだま）」としようかしらん。
まったく読めませんね。
なし。
忘れてください。

そもそもどうして、あんなに大好きだった酒というものを
控えることになったかというと
近ごろどうも反応が鈍い（と指摘をうけた）
ボーッと別世界にいるようだ（と指摘をうけた。が、これは昔からなので余計なお世話だ）
思考力が落ちた、頭の回転が悪くなった（これは自分で思い始めた）
身体が重過ぎて何もできない（これは言わずもがな自分の実感）
性欲が落ちた。（これは問題である。単に年のせいか）

とまあ良くない現象ばかり身体に起きてきたのだけど
でも量的には15年ほど前から大差はない。
では何故か。変わったものは…？
ここ数年飲みつづけているストロング系チューハイ
しか原因は思いつかない。

しかも値段的にも近年は安価なものが増えて
ジュースを買うのと変わらないから
昼間でも、喉が渇くと、どうせならアルコール入ってるほうがお得じゃ〜んへへへぐへへへとチューハイを買ってしまっていたのであります。
そう思うと、昼間から飲む確率はここ数年で確実に増えているから
酒の量も気づかないうちに増えていたかもしれない。

さて、そのSTRONG系のチューハイに使われている
クソ安ウォッカと人工甘味料が
どうも脳に悪そうだ、という考えに至った。
今さらかよと言われそうだが、しばし聞いていただきたい。

腹にも悪そうだ。（何を隠そう、年がら年中下痢気味であった。）
よくキシリトール系のガムの注意書きにもあるように
摂取しすぎると、人によってはお腹を下すことがございます
ってのと同じように、STRONGチューハイ（STRONGでなくとも）
に使われている「アセスルファムK」とか「スクラロース」とかの
人工甘味料が原因だと思われる。

その証拠に、禁酒してから
めっきり下痢の症状は治まった。
それまで午前中に５回くらいウ●チとこんにちわしてたのに不思議なものである。
むろん、屁だけの時もあった。
自分は野菜もたくさん摂るほうだから
人工甘味料と食物繊維のダブルパンチである。
おもえば強烈だ。
よく耐えた、わたしの胃腸。

なので以前は便秘という感覚が理解できなかった。
宿便すらないだろうと思われるくらい
午前中に腹がぺしゃんこになるのだった。

しかし、体重は確実に増えていたらしい。
らしい、というのは、一年ほど体重計に乗ってなかったからで
禁酒前にたまたま計ったとき、
自分が公言している体重＋８kgほどあった。
わたしは、おののきふるえた。

禁酒して一週間もすれば、いっきに３kg減った。
こころなしか顔のむくみも退いてきたようだ。
酒のカロリーもそうだが、それにともなうツマミも食べなくなったからだろう。
それに肝臓自体の代謝もよくなり血行がよくなった、はず！
ともかく身体が軽くなった。

しかし、一段落すると、じょじょに増え始めた。
これまで長年摂取してきたアルコール量に見合う糖分を
別のもので摂り始めたからだ。
甘いものが無性に美味くなってき、
カフェラテ系のカップをコンビニで買う機会が増えた。
今後はカフェラテ貯金をしないといけないかもしれない。
こてこてのカフェラテを買いたい衝動になった際に
そのぶんの硬貨を握りしめた手で貯金箱にチャリーン。
虚しく部屋に木霊する。
珈霊と当て字にすべきか。

というわけで、これからは
カフェラテを制御しなければならない。
そういや、タバコも増えたのです。
10年前まで吸ってたのを止めて五年ほどで
飲みの席でだけ、たしなむ程度に復活していたのが
ふだんから吸うようになってしまった。
今後はさらにタバコ貯金もしないといけないかもしれない。
タバコを吸いたくて鯉みたいにアップアップあえぎ始めたら
そのぶんの硬貨を握りしめた手で貯金箱に…（後略）


ところで、昨今の強烈な人工甘味料は
あまり摂取しすぎると
精神不安定にもなる危険があるそうなので
チューハイに限らずダイエット系炭酸飲料やら
いろんなお菓子にも使われているようなので
皆さんもお気をつけて。


というわけで、
しかしこんなに長く書くつもりではなかったのに
やはり酒に関しては思いが深いのか
どうも長くなってしまうようである。

ただ脳のはたらきも活性化されただけでしょうか。

長文お付き合いありがとうございます。


ではまた。

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