SHINGO 5° TERASAWA blog
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    21:03:00
    近ごろ雨がおおかった。
    雨の日は、バスで出かけることが多い。
    (渋谷方面にいくときには。)
    ボクの家は、最寄り駅から徒歩15分ほどかかるし、マンション前にバス停があるし、便利なのだ。
    行きは通り向こうだが、帰りなぞは、まさにマンションの真下にバスが停まるから、お疲れさまでしたとご丁寧に家まで送っていただいた気分になる。

    さて、渋谷についた。
    ボクは真ん中すこし前よりに座っていたのだが、
    降りるとき、後部座席からやってきた皮ジャンを着た
    初老のダンディーとはち合わせた。
    背丈は小柄で150cm少しくらい。
    しかし先のとんがったブーツを履いているから
    もっと低いのかもしれない。
    白髪のリーゼントをキメている。
    が、ここですでに気になっていたのだが
    てっぺんがへこんでいるように見える。
    リーゼントの外壁も、茶筅(ちゃせん=抹茶をたてるホウキ状のあれ)のごとくスカスカである。

    初老ダンディーが先に段を降りる。
    当然ボクの目下、ダンディーの頭頂ご開陳である。
    少々油でてかった頭皮が、長年の風雨にさらされワックス効果となったのか
    異様な存在感をはなっていた。
    リーゼントの外壁は、整髪剤で固められているからとはいえ
    つやはなく、かさかさした感がある。
    寒天の素だとか、中華食材店で飾られている
    ツバメの巣の乾燥したやつにそっくりである。
    あるいは、飴細工のような半透明な繊維の紡ぎ合い。
    (しかし、つやはない。)

    かさかさしてて心もとないから
    長らく留守しているであろう親ツバメのかわりに
    ぺっぺとツバを吐いて外壁を補修してあげようかと思ったがやめておいた。

    見ようによっては、「進撃の巨人」の隔離された人間世界のようにも思える。
    しかしながら、かように貧弱な外壁では、簡単に巨人の侵略を許してしまうだろうことは
    疑いの余地はない。
    今でもじつはそのダンディーの頭頂に、
    つまり砂漠のような肌色の大地に、
    目に見えぬほどの小人が住んでいて
    それを覗きこんでいるボクを、驚愕の目で見、
    あわてふためいているのかもしれない。

    べつの観点からすると、
    割り箸をエイと投げればうまく突き刺さりそうだし、気づかなそうだ。
    たまごは何個乗せられるだろうとも思った。
    鶏卵はそうでもないが、うずらの卵2パックぶんは乗りそうである。
    それだけ乗せた上でも気づかなかったらどうしよう。
    叩きつぶしてみようか。あッと体勢くずして、
    さりげなく初老ダンディーの頭に手をかけグチャ。
    はは、ささえがなかったもので、すみません、はは。
    それはそれで、色合いからしてざる蕎麦みたいになりそうである。

    ちょうど腹が減っていた。
    食べたくなったら悪いので、その案はよした。

    以上、バスのステップ3段ほどの間の話である。

    雨はあがっていた。
    雲間から光りもさしていた。
    ぴよぴよいう小鳥の声が似合いそうだったが
    やはり、巣にその姿はなかった。

    ではまた。


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    16:23:26
    今日の夢の話である。

    レプティリアン=爬虫類人間。

    映画『Visiter』を観たことある人なら、まさしくあれです。
    (よく典型的な宇宙人として紹介されるグレイなどは
    目が全面真っ黒だから今回のはちょっと違う。)

    そいつに僕は、いつのまにか身体をのっとられていたのだった。
    何をしていた場面かは忘れた。
    トイレで鏡を見ている。
    みるみるうちに黒目の部分が猫のように縦に細く、白目の部分は黄色になり
    舌を出すと、蛇のように先の二股になった黒い細い舌がペロリ。
    まずい、気をつけよう。
    ふと気がぬけたり、慌てたりすると、本性が出てしまうようだ。
    何の童話だったか、婆さんに化けた猫が主人公の少女だか少年と食事をしていると、鼠が走ったとたん猫の姿に戻ってしまうように。

    そう思い、トイレから出たのだが
    誰と会っていたのか何についてその誰かと話をするのか
    まったく思い出せない。
    夢の話は以上。

    近ごろは音楽を作っていたが、昨日は何も意欲が起こらない。
    頼まれた曲だが、急ぎじゃないのでいったん放置。
    のらない時は、やらないにかぎる。

    なぜだか世界がとても静かに感じた。
    精神が魂の深いところに沈潜していったようだ。
    明鏡止水とまでいうとおこがましいけども
    都会にいながら騒音からまるで遮断された精神状態。

    ひたすら本を読むことにした。
    合計8時間くらいだろうか。
    5〜6冊を数十ページずつ行ったりきたり。
    しかし、どれも読み終わっていない。
    いや、一冊あったか。

    自分は常々数冊並行して読み続けている。
    外出用のカバンにはだいたい2〜3冊常備。
    一冊を数時間ぶっ通しで読むことはない。
    1時間はあるかもしれないが、2時間おなじ本を読むことはまずない。
    (まれに、よほど面白ければ、1時間読んで一服後、
    また同じのを1時間くらい読むことはある。)
    30分くらいで次の本に行くことが多い。
    たんに飽き性なのです。

    なぜ僕がレプティリアンになったかわからない。
    深層心理で、化けの皮がはがれるのを恐れているのだろうか。
    何も隠しごとをしてるつもりはない。
    おそらく読んでた本のなかに横尾忠則さんの
    『地球の果てまでつれてって』があって
    夢で、もしくは実際にUFOを見た体験をいくつも書いていたから
    誘発されたのだろう。

    僕もUFOとやらは、じっさい見たことがある。
    2度ほど。
    宇宙人が乗っているものかどうかはともかく。
    「Unidentified Flying Objects=未確認飛行物体」なのだから
    実物が何なのか確認できてないぶんには、UFOである。

    宇宙人も夢のなかでは、何度か会ったことがあるが
    その時分、矢追純一氏の著作にはまっていたから
    そういうことだろう。

    『地球の果てまで連れてって』という本は、
    元は別タイトルで、文庫化にあたりこの題に変更したそうだ。
    本人談によると、編集者がフランスの作家某の小説のタイトルにもそういうのがあるようだが知らないと
    書いていたが、サンドラールの『世界の果てまでつれてって』にちがいない。

    これは、70代の女優で、いまだ性欲おとろえない老婆の
    はちゃめちゃでぶっ飛んだ人生譚で、僕は好きだが
    世間的にあまり評価されていないように思う。
    同じ系統のセリーヌやジュネなどは
    濃厚な文学が好きな人には評価が高いのに。
    (文体も似ているんだけど、これは翻訳者の生田耕作氏が
    それらを兼ねているからしかたない。)

    まあ、書きなぐり過ぎてて、支離滅裂な面もあるし
    いや、それにしても僕にはジュネのほうがわかりづらい。
    そもそももう売られていないから、ふつうには読む機会自体なく
    もはや評価のしようがないのかもしれないが。
    僕が持っているのも、以前古本屋で絶版本として少々高値で買った。

    爬虫類人間から、だいぶ脱線してしまったようだ。

    じっさい、のっとられていたらどうしよう
    と別段不安にはならないけれども。
    彼らは、自由自在に姿を変えられるそうだ。
    のっとられた人は、あたかもそれまでの意識のまま
    何の違和感もなく生活するらしい。
    意識の根源からのっとられるということだろうか。
    性格や記憶までコピペ、というかハードディスクそのまま
    彼らに移植されて、容姿を僕自身に見せかけて生活していれば
    僕の意識は、見た目まるっきり同じの
    そのフェイクの身体に移っているわけだから
    気づくことはない。

    元々の僕の身体は、
    彼らの晩餐に食されたのかもしれない。
    その場合は、意識(魂)を抜きとった肉体だけの、
    抜け殻のようなものだから、
    痛みや恐怖を感知する意識がないから
    別にどうでもいい。くれてやるよ。

    世界の要人たち、大物たちは
    けっこうな確率でのっとられているらしい。
    Youtubeで証拠映像をたくさん観ることができる。

    真偽はともかく。


    では。


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    17:31:21
    三月は一度も更新していない。

    という事実を今知ったばかりで
    魂の深奥からうちひしがれている。
    あまりに奥底でもだえ苦しむため
    嗚咽が間違えてケツからプッと出てしまわないかと
    おののきふるえてもいる。
    私は不安でたまらない。
    ここ二日ほど、肉の摂取量が多かったから
    下からのその嗚咽とやらは
    よほどくさいことだろう。
    私は不安でたまらない。


    プロフィール

    寺澤晋吾(5°)

    Author:寺澤晋吾(5°)
    汎創作家。

    [音楽関連]
    ロックバンド fade [2002-2014]
      のギタリスト。現在無期限活動休止中。

    [美術関連]
    2002年頃より、カフェやギャラリーで展示を開始
    2011年『第44回かわさき市美術展』入選
    2012年『第45回かわさき市美術展』優秀賞
      2016年 10月『三人展』@ギャラリー国立
      2017年2月『個展』@ギャラリー国立
        3月『グループ展』@ギャラリー国立
        4月『第65回光陽展』入選

    [文筆関連]
    下記5作品を電子出版
    2008年『夕焼けとにょろり』
    2008年『七日目の蝉』
    2010年『無理矢理な人たち~この素晴らしき世界~』
    2014年『バタフライダンスにSAYONARA』
      2016年『ラバープラネット』

      「寺沢ごど」としてエッセイも3作品、電子書籍で発売中。

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    小説
    小説/エッセイ等、8作品を
    発売中。(電子書籍のみ)

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